101巻と102巻感想

読みながらずっと泣いてた。


●私はこれまで101巻と102巻の内容を知らずにハロ嫁を見て騒いでたというのか……?
マジかよ……と愕然としている。
もう呻き声発することしかできなくて言葉にならない……。
何か情緒昂りすぎてどっと疲れてしまった……漫画を読んでるだけでこんな疲れることある?


●千速お姉さまが爆処のこと語るようには
高明お兄ちゃんはひろぜろのこと語れないんだ……離れて暮らしてたばっかりに……。

ひろぜろがいかに仲良く大きくなっていったかを知ってるのが、
景光のお家の人と外守のおっちゃんだけだなんて……くっ……!!

逆に言えば離れて暮らしてたのにも関わらず、
弟が紹介した親友のことをいつまでも覚えていてくれてありがとうお兄ちゃん……ではあるか……。


ていうかめっっちゃ今更だけど、
「有里ちゃんと仲良かった景光を生かしておけばいつか有里ちゃんに会える」
という外守のおっちゃん論が、
「ぜろを嵌めればひろも出てくる」
というプミャ論なんだな……。

あ〜〜そこもWPSオマージュなのねなるほどなあ……。



●映画の11/6の事件が変更されてるの、WPSに合わせたのかと思ってたけど、
102巻収録内容のことも反映してたのかな?自殺志願者を止める松田……。

クソダセーってわかっててもコードを切れなかったのか、
クソダセーことだとは思わなかったのか。
どういう認識でいたんだろな、あのときの松田は……。


raydc.hatenablog.jp

私が以前揺れる〜を見たときに思ったのはこれだけど
コナンくんは高木がいたからコードを切ったわけで、
松田だってあのゴンドラに佐藤さんなり他の誰かが一緒だったなら切ってたんでないか。

でも松田は一人だったんだよな……。
そして誰も傷つけたくないハートを持った警察官だったんだ……。


じゃあ逆に景光は、一人だったならどうだっただろう。
組織に潜入してたのが景光だけで、降谷さんはいなかったなら?

て考えても、やっぱり変わらずに銃口を自分に向けてたんじゃないかという気がする。
だって仲間でなかったとしても家族だもんな…………ああ………………。



●千速お姉さまも、松田のこと好きだったんだな……。
いや恋愛的な意味であってもなくても、弟の親友ってだけではなく
松田個人として見てなきゃあんな評しないわけで……。
何かそれがぐっとくるね……と同時に苦しくなるな……。

それでも萩の死後も慰め合ったりとか
寄り添ったりとかはしなかった、あるいは出来なかったんだろうな……。

ふたりでいればより萩の不在を感じてしまうだろうし……。
お互い顔を見るとむしろつらかったかもしれない……。

それは降谷さんたち同期といてもだったろうし……爆処で働いていてもそうだったかもしれない……。
て考えると、捜一に移ったこと(ひいては佐藤さんと出会えたこと)って
松田にとってすごく大きなことだったのかもなあ……。


松田が千速お姉さまのこと22さいに至るまで好きだったぽかったことがスペボで判明したけど
千速さんに恋してた年月はつまり、萩と共に過ごした時間でもある……とも考えると
萩の死後に佐藤さんを好きになったこともまたでかい……ね……上手く言えんが……。


下で待っててくれって景光たちにも佐藤さんにも約束できねえくせに、
あんたのことわりと好きだったぜって言葉を残すのズルすぎるぞ松田ァ!

私が佐藤さんの友人だったらなんてことしてくれたんだあの男ってキレてるよ。
3年後とはいえ茶化せる由美たんは強い。



●千速お姉さまも萩同様にからっとした人なんだろうなあと思うし、
高明お兄ちゃんはとても聡明な人だし、
それぞれ大事な家族の喪失に取り乱した様子を(読者には)見せないことが
逆に胸がぎゅってなる……。

101巻のタイムカプセルの話もすげー好きなんだけど、
その後に続くK学組関連のお話とはあまり関係ないようであるような、
101巻のなおかつ最初に入っているという流れまで含めて好きだなあと思う……。


人は死んだら思い出の中でしか生きられないと高木が言っていたように、
誰かの思い出の中で生きている同期たちをこうして本編でも見せてくれて、何かほんと……はあ……。

しかし降谷さんは立場上誰かとその思い出を共有したり
語ったりができないというのがしんどいとこなので……。

もうそしかいしたら同期の関係者みんなと飲みに行ってくれ……そんでいっぱい話してくれ……。