アニコナ1110話感想

涙腺と感情が決壊してしまったね。



・蝶ネクタイのあむぴ、いつものにこやかスマイルでなく、キリッとした面持ちだったから何か余計にかわいかったよな……。
あと当たり前だけど有事の際は、っていうか原作のあむぴは赤NGとか言わないんだよなあ……。
赤NGをギャグネタにされるのも嫌いだからそれでいいと思う。


何気に本編であむぴが飲食してる姿って珍しいんだよな〜。
あれ自分で淹れた紅茶?なのかしら……。
いやそれよりゲーム機両手で持ってる姿のが珍しいというかシュールというか……。
降谷さんSwitch……じゃなくてゲームマン7とか触れたことなさそうなのに……かわいいね……(?


何で喫茶店にゲーム機用の充電アダプタあるんやとか、忘れ物と思しきゲーム機や紙袋を1年もの間よく保管してるなとか、突っ込むのは野暮なんだろな!
何でもできる店員さんがいるんだからポアロにも何でもあるんだろう、きっと(??



・哀ちゃん、牧場回まではあむぴから顔を隠してたのに、今回帽子被ってるとはいえポアロ行くってなったときに私はパス!てしなかったのはどういう心境の変化だろう🤔
ていうかコナンくんは少なくとも暫定敵ではないことぐらいいい加減伝えてくれよ。
コナンくんの様子から薄々察してるのかなあ哀ちゃんは。



・今回の哀ちゃんも前のキッド回のあむぴもつけてるイチョウ柄の帽子、たぶんフサエブランドなのよね。
かつて自身の金髪を隠すために帽子を被ってたフサエさんが作ったブランド品の帽子を、外見でいじめられてたことのあるあの2人につけさせるという、この、あれ……。


イチョウ色の初恋、あったかさと甘酸っぱさと切なさが入り混じっててすげー好きなエピソードなんだけど。
もう20年以上前の話で、そのときは影も形もなかった降谷さんが巡り巡って今そのブランド品つけてる(仮)という味わい深さというかなあ……。



・誘拐された子ども張本人から監禁場所を割り出すために的確に聞き込むコナンくんすげーな。
アランくんへの声音があの、(探偵団以外の)(泣いてたりする)子どもに対する柔らかくて優しいやつだ……。
あの声音好きなんだよな〜〜……みなみさんすごい……。


パッと思い出すのは揺れ警の、エレベーターに引きこもっちゃった女の子を外へ連れ出すために接したときのコナンくんの声音とか……。
本当に何十年経っても声優さんの演技が細やかで惚れ惚れしちゃうよなあ……命を吹き込むお仕事……。



・車で3方向に分かれて!とかグループ通話にして!って指示されたとき、たぶんあむぴは「了解」って言ってる?のかな?
牧場回もだったけど、すんなりコナンくんのやること受け入れてるし、指示があればこなしてるの、どういう考えなんだろな。
異論はないから受け入れてるのか、お手並拝見て感じなのか何なのか……。


それはともかく、急を要する事態だから一応民間人装ってるあむぴが高佐に協力できるの、いいよな。
ハロ嫁みたいに降谷零としては2人の前に出られなくても、安室透としてなら話せるんだよ……うっうっ。



・高木のマカデミー賞ものの演技、原作よりも濃く描かれてて良かったね!
精一杯ワルな演技してる高木、ほんとやるときはやる男……。
あなたの後輩はかっけえ男になったよ、班長〜〜……。


「兄貴がいないと何もできないチンピラが」ってのはアニオリセリフだけど、兄貴分だった伊達刑事を亡くした高木の口から発せられてるの、色々思うものがあるな……。


あの男と自分を重ねてるってよりは、相手のようにはなりたくない、ならない。
伊達さんの遺したもの託したものを絶対取りこぼしてみせるものか、という高木の気概だったのかもしれない、て考えると泣けちゃうし。
ハロ嫁じゃブラザーズの絆描写まではあまりなかったから嬉しくもなるね……。



恋愛中継のときの高木も頑張ってたけどやっぱあのときは助けを待つ側だったから……。
ってかあれは“佐藤さんが”助けに行く、行けることに意義がある話だったろうから(多分)(下から見上げるばかりだった佐藤さんが捕らわれの高木を上から助けに行く構図〜)
高木の成長話としては、今回がそうだったのかなと。



・今回ぐらいはって言うけど今回に限らずだいたい無茶するし、でもそんな高木が佐藤さんは大好きなんでしょう知ってるんだから!
でもって何があっても高木は佐藤さんのもとに生きて帰ってくるからね……よかったね……ずっと一緒にいてくれ高佐……。


ところで私はハロ嫁終盤の、撃たれてた高木に肩を貸して支える佐藤さんの図が、まんま3年前の降谷さんと景光じゃん〜〜😭😭😭って思ってた人なんだけど……。
今回の犯人にボコボコに殴られた高木に絆創膏貼って更には“左頬”に“手を当てる”佐藤さんにウワ〜〜〜〜〜〜〜〜……………………ってなってしまいました。


降谷さんの方が佐藤さんと共通点はあるというに、図としては(?)降谷さんが高木で景光が佐藤さんなの、おもろいな……。
ていうかあれが恋人の距離感だと公式に示されたら我々はどうしたら………………。



・佐藤さんのFDに対して原作じゃ触れてるだけだったのに、アニメだとすごい優しく撫でるあむぴのその仕草と、
ここでWPS降谷編が回想として挟まるのにくい演出よ〜〜……ナイスアニオリ〜〜……。


同じスピンオフでもゼロティーと違ってWPSは本編と同じ時空であり過去に確かにあったことなんだな〜〜。
そして今とつながっているのだな……ということにもぐっときてしまう。


降谷さんの方は覚えているしこのFDがあのときの車だってことも知っているんだろうな……。
でも何も語らずに悟られずにそっと撫でるだけ……それは降谷さんの職務と、大切な思い出に対する姿勢なのでしょう……うっうっ。



降谷さんはこのお話で高木を通して伊達班長と、佐藤さんのFDを通して松田と萩と再会できたのだろうなあと思うと、たまらなくなるよ ほんと……。


亡くなったからって、その思い出すべてを1人で抱えて戦わなくてはならないからって、
共に過ごした時間が消えるわけじゃないし、なかったことになるわけでもない……。
自分の中にも、誰かの中にも生き続ける彼らがいて、会うことはできるんだよなあ〜〜…………。


高佐も、降谷さんも、我々もそうなんだろう。
ハロ嫁の前座として描かれたのであろうこのお話を、ハロ嫁から約2年経った今見せてくれたこと、会わせてくれたこと、感謝だなあ……。
当たり前かもだけどめちゃくちゃハロ嫁と同じ味だった、ありがとう、ありがとう……。



恋愛中継のときはふたりで伊達さんのお墓参りする高佐と、ひとり立ち去る降谷さんの対比構図がまた物悲しかったものだけど、今回はそうじゃなかったから……。
切なさもあれどかなしいお話じゃなくて、胸に広がるこのあたたかさ、ハロ嫁だよ〜〜…………。


この事件を通して降谷さんが何思い考えてたのか、そのこころの内は推し量ることすら出来やしないけど。
爪楊枝咥えて笑ってる姿が、きっとすべてなのでしょう……え〜〜ん…………。
降谷さんがあんな風に笑っているなら、それ以上望むことなんて本当は何ひとつないんだ 本当に なあ…………。


いつでもいつまでも優しい記憶とあたたかな思い出に包まれてて笑っていてほしいがしかし、これからも命懸けで職務に励むのであろうあのひとの背中を見守るしかねえんだ、おたくは……。