殺人犯工藤新一

このお話をこの前原作で見てくう~~ってなって、
アニメで見てまたくう~~ってなってる。



逆恨みで自分に整形したあげく罪を着せようとしてきた相手をちらっとも憎まずに、
銃で自殺するかもしれないのを必死で止めようとするのすごいよな……。
お巡りさんから弾を奪うのけっこうな犯罪ではと思うけど……
そこらへんなりふり構わないの……工藤~~~~。

工藤が人刺すわけないって心から信じてるし、
諸々の事情知ってるからとにかく工藤守らなきゃって一人であくせくしてる平次も、
ニセ新一が本物じゃないと感づいてた蘭ちゃんも愛だなあ……。

推理と指紋という証拠からこいつは工藤じゃないなって真実にたどり着く平次と、
推理とかじゃなくてもっと本能的に誰この人……ってわかってしまう蘭ちゃんの違いもいいよな……・
まさに”離れていてもわかるよ”だな……おさななパワァ……。


工藤のかっこよさと新蘭のつよさと東西高校生探偵コンビの絆を感じられるいい話なんですが、
いかんせん誠人くんのように、ころしたいほど憎い男に成りすましてたことある推しのことを考えれば
ウワーーーーッッてなってしまうな……。
これまだあむぴが初登場するよりずっと前の話ってマジ?

誠人くんが工藤を逆恨みしたの、ただ単に推理が間違ってた(と思いこんでた)からじゃなくて、
例の事件以前から工藤のこと崇拝気味だったようだから
余計に裏切られたように感じて憎んでしまったんだろうな……ていうのがまた……また…………。


あと誠人くんがほんとに拳銃自殺しようとしてたのかわからんけど
それを蹴っ飛ばして止めるのも工藤かっこよ……ってなる。
映画の景光を思わせるかっこよさ……(順番は逆だが)

工藤はそうやって「止められる」んだよな……。
そして推理のミスはなかったけど誠人くんがああして凶行に走ったのは
きちんと話さなかった己の責任でもあるとたぶん思ってる……。

だから名探偵気取りと自虐するし、この顔を刻み込もうとしてるんだよね……。


果たして先生がどこまで計算づくだったのかも、この話が後の彼らの示唆なのかもわからんけど……。
この話を踏まえたうえで……降谷さんと赤井さんのこれから取るべき姿勢について……考えてしまうね……。

神じゃないから、人間だからミスをするなら、
人間だからそのミスを恨んでもいいじゃないか、とも思う……けど……
どうだろうなあ……何もわからんな……。


何ていうか、一番は降谷さんの心の在り様が
捻じ曲げられることが決してないことをお祈りしてるおたくなんだけど
それはそれとして、これからも赤井さんを憎み続けるにしてもあるいは共同戦線組むにしても、
どちらでも読者が納得できる描写はしてほしいな……
と願っているけど……どうなるやらな~~~。

一生許さんでいいし和解なんてむりでしょしなくていいよと思うし、
だからって当然苦しみ続けてほしいわけでもないから……どうしたって……うう~~~…………。