届かないメールを親友に送り続けてることを
同期たちが知らなかったわけはないんじゃないか、と思うと、
景光がスマホごと撃ったのは自分のことを降谷さんに引きずってほしくなかったから
てのもあったんだろうかなあ。
降谷さんの執念は凄まじいから（対エレーナ先生しかり対赤井さんしかり）、
もしも景光の遺体をその目で見て止まった鼓動を確かめなければ、
親友の死を一生認められなかったかもしれない。
そう予想出来たから最期のメールであの屋上に来させて、自分の死体を見せつける……
そんな目的もあった……？
酷な話だ けど、その方が引きずらないであろうことも、
それでも前へ進めるチカラがあることも、知ってて、信じてるから、ああした……のかなあ……。
それが真実ならやっぱあの足音が誰のものかなんてわかってて撃ったのでしょう……。
わからないわけがない……離れててもわかる……ずっと隣にいたから……。
萩を喪った松田のように自分が死んだら降谷さんも引きずるかもと思うのは
ある種自惚れになるかもだけど、そうでなくて、
死んでも守りたいと思ってるのは自分だけでなくて、相手もそうなんだってきちんとわかってたんだと思う。
お互い大切な仲間で親友で家族だって、わかってたからスマホごと撃った。
何て苛烈な愛なんだろうね……。
撃たされたのではなく己で撃ったのだと……それは愛ゆえだと……。
いつか降谷さんが知ったとき 感じるのは絶望ではないことを……せめて祈りたいね……。
屋上のこと考えるたびに赤井さんへの感情二転三転四転五転するが、今は何か可哀想だな……てなってきた。
赤井さんも悪いとこあったよ〜〜てときといや何も悪くなくない？てときが交互にやってくる。
今は後者よりかな……。
ひろぜろ間のBIG LOVEにやられてしまったプミャ先生は正しく悪役だったからよかったけど
いかんせん赤井さんはそうではないから悲惨だ。赤井さんも 降谷さんも。
いっそあの場にいたのがジンニキだった方がマシだったかもしれん てのが つらい。
