純黒の観覧車の件

戦ってる場合じゃないだろって言われるの、嫌!って話と
映画オリジナル幹部たちの話と
あいつのぐち(いつもの)と、自分語り。



https://anond.hatelabo.jp/20190810155530

こちらの文章わかりやすくて好き。
原作についての言及だけど純黒のあいつに対しても言えること。
降谷さんは仕事をしているだけです。

理路整然とした考察(批判)できる人は本当にすごい。
私はどうしても考察じゃなくて呪詛になってしまうから……冷静になれない…………。



そういえばアイリッシュピンガはコナンくんの正体を知ってしまったから死んだようなものだけど、キュラソーは違うんだよなあ……。
彼女は探偵団を守りたかったからあの末路なんだよな……切なくも好きだ……。
でも最後の最期にコナンくんに絆されちゃったアイリッシュも好き。


ピスコの件でジンを恨んでる(からジンを失墜させたい)アイリッシュ、仲良くなった子どもたちを守りたいキュラソー、が好きなのは行動原理がわかりやすいのと人間くささと、その最期が良かったからよなあ。
ピンガはそこらへんよくわからなかったうえに最期が呆気なかったからなあ……。


別に映画オリジナル組織キャラに限らず、行動原理がハッキリしてる(それがきちんと読者視聴者に伝わってる)てのは大事よな。
何を守りたいのか何を成し遂げたいのか、その原動力は何なのか。
そこから見える人間性や関係性や物語に惹きつけられるわけだから……。

私があいつのこと嫌いで不愉快で不可解なの、何がしてえのかさっっっっっぱりわからんからってのが大きいんだ……。
何がしたいんだよマジ……ほんと……。


最近プレイしたゲームでとあるキャラが、自分の親の仇とも言える人に対して許しはしないがそちらの正義は理解できる、って言ってたのすごく良くてさ……。
何か……死んだ人は戻ってこなくてもせめてそういう方向性に持ってくのが1番でない……?
でも理解できねーんだよな何も!!何も!!!!!

物語として理解も納得もできんのが悲しいなら悔しいやらやるせないやら……はあ……。



景光(や同期たち)の死、残された降谷さんの傷と戦いと愛と人生、
それらが物語として美しく昇華されたのがハロ嫁だったのだろうなあと今は思うけど、なお原作 ど〜なるのやら……。

というか降谷零としての物語の終着点、最終回はハロ嫁だったんだろなーって。
それじゃあ原作の、(一応)主人公コナンくんの物語としての安室透の征く果ては、どうなるのやら ねえ……。


そうだなー私が愛した降谷さんの物語はもう綺麗な最終回を迎えたのだという認識でいた方が、幾分かはマシな心持ちになるかもしれなくもないかもしれないな……。

もちろん降谷さんの人生も戦いもこれからも続いていくし
あなたが守りたいものを(決してあなたの心がねじ曲げられることなどなく)守れますようにと そう祈る他ない気持ちも終わりはないわけだが……。




7年前初めて純黒を見たときは、へえ〜今ぴっしぶを賑わせてるのがこの安室さんか〜(興味湧かず)
5年前初めて裏切りのステージ見たときは、へえ〜スコッチって人こんな風に死んだんだ〜(感情、無)

って感じだったのに、今ひろれに狂いに狂ってるのやっぱり自分で面白くなってしまうな……。

ぜろしこ観る前は安室さんて顔と声が似合っとらんなあとか思ってたし、ハロ嫁観る前は景光の名前も知らなかったし
じわじわ好きになったんでなくて、それまで0だったものが一気に100まで引き上げられたような感覚があったから、ぜろしこもハロ嫁もすごい。


好きになってから見返せば
純黒の降谷さんもあんなギリギリの状況下で仕事しかしてねえかっけえ好きだ……ってなるし
裏切りはもう見るに耐えないしボロボロに泣いちゃうし。

切なかったり憤ったり愛しかったり苦しんだりといった己の感情が、無だった頃があったばっかりにちょっとおもろいのよな……。